こんにちは。高田ぶどう園です。
先日、シャインマスカットと一緒に「クイーンニーナ」の
苗を植えました。こちらも収穫は3年後ですかね。
本日は「クイーンニーナってどんなぶどう?」と
いうテーマでお伝えします。
目次
クイーンニーナの誕生
クイーンニーナは(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所が
1992(平成4)年に「安芸津20号」と「安芸クイーン」を交雑させ、
生まれた実生から選抜育成したもので、2009(平成21)年に登録出願、
2011(平成23)年に品種登録されました。
登録されてからまだ数年しか経っていない新しい品種で、
食味に優れた大粒の赤色ぶどうとして注目されています。
クイーンニーナの特徴
農林水産省の品種登録データには以下のように記載されています。
- 果房の大きさはやや大
- 果房の着粒密度は粗
- 穂梗の色は緑
- 果粒の大きさは極大
- 果皮の色は赤
- 果皮と果肉の分離性はやや難
- 肉質は崩壊性
- 果汁の甘味はかなり高
- 果汁の多少は多
- 果実の香りはフォクシー
次にこのぶどうを育成した農研機構のホームページには以下の通り紹介されています。
- 「巨峰」よりやや遅く、「ピオーネ」とほぼ同時期に熟する赤色ブドウ
- 満開時と満開10~15日後の25ppmジベレリン処理により
果粒重は「巨峰」や「ピオーネ」より大きい18g程度の無核粒 - 収穫期の糖度は22%程度、酸含量は0.4g/100ml程度であり
「巨峰」や「ピオーネ」より高糖低酸 - 肉質は崩壊性で硬いため、食味は優れる
- 渋味はなく、はく皮性は「巨峰」と同程度か、ややはく皮しにくい
- 脱粒性は「巨峰」と同程度かやや少なく、日持ち性は概ね「巨峰」、「ピオーネ」と同程度
触った感じは引き締まった固さを感じ、かじると皮が歯切れよく、
果肉も崩壊性でブリブリっとした良い感じです。
皮は比較的薄く、渋みも少ないので果肉と共に食べられなくはありません。
果肉は甘く、酸味は弱いので、さっぱり感はあまりなく、甘さが前面に出てきます。
クイーンニーナの生産地
主な産地は今の所まだ山梨県です。
登場してまだ数年しか経っていないので、政府の統計にも出ていません。
そんなぶどうが3年後には高田ぶどう園で収穫できる予定です。
クイーンニーナの収穫時期
収穫時期は8月下旬から9月上旬頃です。
まだ栽培面積や収穫量が少なく、市場に出回る期間も短いです。
園主より
高田ぶどう園では、3年後に皆様においしいクイーンニーナを
お届けできるよう愛情を込めて育てていきます。
楽しみにお待ちください。
最後までご覧いただきありがとうございました。